株式会社キャリアエイト

逆境によって磨かれた信念。すべての人が輝く社会を実現するために

株式会社little amulet

元柔道家・警察官から起業家へ。「3分の映像」で企業の未来を変える、経営者の「小さなお守り」

Tokyo Capital Clinic

最先端の検査とデータ分析、今注目の“バイオハック”で、東京を予防医療の中心地へ

よしおかクリニック（ぬかとゆげ）

長寿のまちで生まれた医師監修の温浴施設「ぬかとゆげ」で人生の質を整える体験を

ステップゴルフ株式会社（ESGホールディングス株式会社）

ゴルフから始まる、ウェルビーイングが循環する世界

株式会社メディカルプラス

<h2>後継者を探すクリニックと新規開業医をマッチングし、地域医療を支える</h2>「事業継承という形を通じて、地域医療の継続に貢献していきます」そう強調するのは、株式会社メディカルプラスの代表取締役、濵田朋彦だ。同社は、後継者のいないクリニックと、開業を希望する医師や医療法人のマッチングを行うM&amp;A仲介事業を展開する。また、事業継承に付随して必要になる医師の人材紹介サービスも手がける。厚労省によると、2024年6月末時点でクリニックの数は全国で17万超。2022年の調査では開業医の平均年齢は62.2歳。帝国データバンクの2024年の調査では、医療業の6割が後継者不在に。メディカルプラスは、特に開業を希望する30～40代の医師や、拡大ニーズを持つ医療法人に向けて、事業継承を生かした開設支援をする。「クリニックが廃業してしまうと、慣れ親しんだ患者さんはもちろん、働くスタッフも困ってしまいます。私たちの仕事には、医療や雇用といった社会インフラを次世代につないでいくという役割があると感じます」従来、クリニックは新規開業が一般的だが、昨今の人件費や家賃、光熱費、建築資材などの高騰で初期投資がかさむことから、「すでに基盤のあるクリニックを引き継ぐ形で開業したい」という若手医師が増えていると濵田は話す。新規開業の場合はスタッフ採用も集患もゼロから始める必要があり、創業から1〜2年は赤字経営となるケースが多く、大きなリスクを抱えることになる。一方、継承開業の場合、初期投資を抑えられるほか、開業準備に要する期間の短縮、スタッフの確保、初日からの来院が見込めるなど、多くのメリットがある。「事業継承で開業するメリットを伝え続け、『日本ではクリニックの開業といえば継承開業が当たり前』という未来を私たちの手で作っていきたいと考えています」<img src="https://d1hv5repkcytkc.cloudfront.net/cla66u0nn0000ziwbjlvsjby3/cmh1ptdx0001cl704ld8nbuc9.jpg"><h2>クリニックにかける想いをつなぐ橋渡しのような存在に</h2>メディカルプラスでは継承開業の良い点だけでなく、懸念点も併せて伝える。このことで逆に顧客との信頼関係を築くことができている。「M&amp;Aの業界は多種多様で、大規模な案件を中心に幅広い分野を扱うところも目立ちます。合理化や仕組み化が進んで良い面もありますが、担当者が複数入れ替わることもあり、お客様の立場になると不安も感じられると思います。その点、弊社は病院・クリニックに特化し、少数精鋭で1人の担当者が相談から引き渡しまで関わり、客観的にメリット・デメリットを伝え、お客様が納得して決められるようにサポートしていきます」また、売り手には、何十年とその地域の患者と関わってきた歴史と想いがあるため、どんな人に託したいかをヒアリング。買い手からは開業後の地域貢献に関わるビジョンを聞き、両者の想いや考えの橋渡し役を担う。「『メディカルプラスにお願いして良かった』と感じていただけるように、お客様の気持ちを本気で理解しようと努めます。事業継承の条件に加え、想いの継承という視点も大切にし、お客様に納得して決めていただくのが私たちならではだと感じます」顧客の喜びの声は、ホームページのお客様の声からも数多く伝わってくる。「本当にお世話になったからお役に立てるなら」と顔を出してインタビューに応じてくれる顧客の姿は、それまでに築き上げた信頼関係の証だ。濵田自身が誠実に顧客に向き合ってきたからこそ、社員が担当する案件でも顧客から「一生懸命やってくれてすごく良かった」と新たな紹介が生まれている。大切にしてきたことが社員に伝わり、顧客の満足につながるのが何よりもうれしいと語る。「医療法人のお客様から『継承開業で分院を立ち上げる際、院長として勤務してくれる医師を紹介してほしい』という声を非常に多くいただき、2022年から新規事業として医師専門の人材紹介も始めました。クリニックを引き継いで終わりではなく、そこからがスタートです。順調に運営できているかを気にかけ、アフターフォローにも目を向けるようにしています」<h2>自分にもできると信じ、喜ばれる仕事を貫く</h2>「良いところも悪いところも誠実にお客様に伝え、納得したうえで購入していただくのが大事だ」という濵田の考え方の原点になったのは、父の姿だった。理髪店を営む両親のもと、3人兄妹の次男として生まれ、何不自由なく育った。しかし、小学校高学年の頃にバブル経済が崩壊。父親が不動産投資の失敗により3億円の借金を背負い、生活は苦しくなっていった。「借金返済のため高校は公立しか選択肢がなくなり、塾にも通えず、父への反発心を抱くようになりました。高校時代は勉強よりもアルバイトに明け暮れ、18歳からは美容室のアシスタントとして働きながら学費を稼ぎ、美容専門学校に通う日々。転機となったのは、私が21歳の時に父が亡くなったことでした」返済のために懸命に働く父親。景気悪化で苦しい状況のため、不動産屋へ物件の買い戻しを頼みに行くも門前払いされ、心労がたたり他界してしまう。父が他界する前、「業者に騙された」と言っていたことが今も印象に残っている。「父の不勉強さが要因の一つだったことは残念ですが、お客様にそういう想いを抱かせる商売はいけないのではと思いました。結局、その不動産屋もまもなく倒産。お客様に喜んでもらうよう努めないと長くは続かないと実感したのです。父の死を機に、30歳までに自分で起業することを決意。人に喜ばれる商売を誠実にして、父親が成し得なかった成功を事業で実現したいと考えました」美容師を辞め起業のために動き出そうとした矢先、幼なじみから「うちで一緒にやらないか」と声をかけられ、病院の建て替えや医療モールの建設、医療ビルの開発などを手がける建設会社のKudoカンパニー株式会社に入社した。「医療や建設に興味・関心があったわけではありません。幼なじみの父親で当時の社長は、幼い頃から遊びに連れて行ってくれた第二の父のような存在。『変えられないことを嘆くより、今の場所で精一杯やればいい。どんな道でも一流になるまでやり抜けば、結果はおのずとついてくる』との彼の言葉が大きなきっかけとなりました」当初、医師をはじめ周りは優秀な人ばかり。元美容師の自分は劣等感を抱いていた。しかし、反骨精神が芽生え、人一倍働いた。特に最初に開業支援した医師が成功し、「本当に濵田さんに支援してもらって良かった。この出会いが自分の開業医人生のターニングポイントになった」と言われ、大きな自信を得た。「一生懸命取り組んで実力が付けば、学歴は関係ない。お客様に満足いただける仕事が自分にもでき、人の役に立てるのだと実感しました」コンサルタントとして、後継者がおらずに自分の代で閉院する選択を多く見てきた。そこで、新規開業を希望する医師に引き継ぐことができれば、両者に喜ばれるのではと、メディカルプラスとして独立を果たした。創業当時は信用もなかったため、門前払いされる毎日。しかし駆けずり回って苦労することすらも楽しんだ。なぜなら濵田は「絶対できる」と信じていたからだ。「根拠はありませんが、他の人ができているのだから、自分にもできるだろうという精神を幼い頃から持ち続けていました。その気持ちで事業継承を伝え続けてきたことが、今につながっていると思います」最も印象に残っているのは、独立して最初の顧客だ。前職から付き合いのある医師から「後継者を探してくれないか」と相談があった。その医師の息子は勤務医として生きる選択をしており、後継者がいない中で体調を崩すという厳しい状況だった。「お客様としっかりと向き合い、事業継承を無事終えることができました。うれしかったのは、継承開業した後も患者さんから選ばれ、クリニックとして成功し続けている様子を見届けられたことです。この仕事は間違っていなかったと確信した瞬間でした」<img src="https://d1hv5repkcytkc.cloudfront.net/cla66u0nn0000ziwbjlvsjby3/cmh1pu0bd000cjs048p8vero5.jpg"><h2>事業継承の先を見据え、長期的な地域医療の発展を目指す</h2>日本では人口が減少することを考えると、クリニックの集患は難しくなる。そうした中で、開業後の経営が大きな課題になると濵田は指摘する。「以前は開業すればある程度うまくいく時代でしたが、これからは勝ち残るためにブランディングやマーケティングなどを学ぶ必要があります。事業継承をして終わりではなく、その先の10年、15年を伴走する存在であるために、集患・採用・人材定着を支援するサービスを拡充したいと考えています」集患や採用に必要なホームページや動画制作、LINE公式アカウントやSNS運用などをサポートするほか、採用したスタッフが定着するようにチームビルディングなどをテーマに研修も実施。顧客からの「事業継承をお願いするのはメディカルプラスさん以外には考えられない」との言葉を念頭に、長い信頼関係を構築すべく新たな取り組みを進める濵田。根底にあるのは、「地域医療の継続と発展に貢献する」という強い意志だ。「地域医療を支える開業医の先生方、医療従事者の方々が働く幸せを感じられるように、事業継承から始まる支援に地道に取り組んでいきたい。そして、メディカルプラスで働く社員の経済的・精神的な豊かさを両立させ、社員の家族からも応援される会社を創るのが理想です」濵田は現在、メディカルプラスのほかに2社を経営している。八つの保育園を展開する保育事業と障害者の就労支援事業だ。2026年4月からは、先天性の病気や発達障害などで、保育園や学校に通えない子どもたちを訪問看護で支援する事業を始める計画だ。「医療・保育・福祉、どの事業も人の暮らしを支えているという自負があります。現在の事業があるのは、グループ全体で約140人のスタッフがいてこそです。みんなのことを大切に考え、安心して暮らせる地域社会のために貢献していきたい」濵田の足は、仲間と共に力強く前に進んでいく。<img src="https://d1hv5repkcytkc.cloudfront.net/cla66u0nn0000ziwbjlvsjby3/cmh1pufny000ejs047vi39k5a.jpg"><h3>Profile</h3>1984年4月生まれ、千葉県出身。元美容師。 美容師として社会人のキャリアをスタート。25歳の時に医療施設に特化した建設会社Kudoカンパニー株式会社に入社し、医療モール開発とクリニック開業支援に従事。同社を退職後、2016年8月、株式会社メディカルプラスを創業。これまで220件以上の医院継承を支援。<h3>Credit</h3>インタビュー・執筆：菊野綾奈／編集：会津順子／校正：藤村希和 撮影：田中振一

「事業継承という形を通じて、地域医療の継続に貢献していきます」そう強調するのは、株式会社メディカルプラスの代表取締役、濵田朋彦だ。

医師の想いを次世代へつなぎ、 これからの地域医療の土台を築く

2025年11⽉1⽇株式会社絆助（代表取締役⼭⼝⻯⽣）は、経営者の“⾃分史”を通じて理念を⾔語化し、社会に信頼を可視化するメディアプラットフォーム「KIZUNA EXECUTIVE」を正式リリースいたしました。
本プロジェクトは「経営者を孤独から救いたい」という代表⼭⼝⻯⽣の原体験から誕⽣しました。

経営者は孤独ではない。経営者の“想い”に光をあてる新メディア『KIZUNA EXECUTIVE』11⽉1⽇リリース